次の冬に向けて夏の間にコンテンツでも増やそうかと思ってスノーボードについて思案してました。色々考えてみたんですがどうもしっくりこず、書くのが進まない。原因を考えてみると、スノーボードが色んな要素から成り立っててどこにフォーカスしたいのかが見えてなかったからということに気づきました。そこでスノーボードの全体感を見直してみると、初心者が上手くなるプロセスとライダーの存在価値が見えてきました。
スノーボードは5つの要素で構成されている
241的見解になりますが、スノーボードは大きく分けて5つの要素から出来上がってると思います。構造化が得意な人から見ると甘々なのかもしれないですが、大きく違ってはないはず。
「スノーボードをする」って一言で言ってる中にこんだけいろんなことが含まれてて、これ全部バランスよく考慮して実践していかないといけないんですよねえ。いやあ大変。
「スノーボードで滑る」ということだけに集中してればすべてが上手くいくのならいいんですが、そもそもスノーボードで滑るためには、滑るための環境づくりが必要だし、適当な道具選びでいいものではないし、そもそもどこに行けばいいかの知識も必要だし、かっこいいってつまりどういうことなのかという根本的な部分を知る必要があるし、やることも考えることも多すぎるんです。
そう考えると趣味スノーボードの人たちはみんなすげえと思います。自信持っていきましょう。
てかそもそもこの記事の元々のスタートはスノーボード上手くなりたい人に向けて上手くなるプロセスみたいなことを解説しようと思ってたんですよね。でも書いてるうちにスノーボードの構成要素が多すぎて考えれば考えるほど泥沼にハマってわからなくなりました。
初心者がこの世界観を理解し実践するのは大変すぎる
何年もスノーボードを続けていたり、身の回りに先導者がいたりすればなんとなくこの世界観を実践して理解していけるでしょう。でも初心者がいきなり一人で理解して実践するのはまず難しいと思いました。そもそもスノーボードは勉強ではないので理解→実践というより、実践→理解の順番で理解していくのが自然な流れなんですよね。そしたらもう滑りまくって理解するしかないやんってなるんですけどそれはまた根気のいる話だし、そんな体当たりバイブス形式だと10人でスノーボードはじめたとして1人しかスノーボード沼にはまらなさそうな気がします。
じゃあどうしたらええんや？というところで、最終的に行き着いた結論は「誰かの真似をする(させる)」が一番手っ取り早いです。自分が初心者の頃どうやってこんなにたくさんの要素を満遍なく理解できたかというと憧れのライダーとかスタイルがあって、それを深掘って真似してました。真似しようと思うと色々調べて知識を増やさないといけない。着こなし、道具、ゲレンデ、そこへの行き方、費用・・・。結果気づくと、スノーボードに関することを満遍なく学んでいるという感じです。
「すべての独創は模倣から始まる」という言葉があるようにまずは身近でお手本にしたい人を真似ることがスタートだと思います。
ライダーの存在意義は真似てもらうところにある
で、初心者が誰を真似るのかって言うとその代表が"ライダー"なんじゃないかと思います。
憧れのライダーに行き着く経路はSNSとかYouTubeとか知り合いの知り合いとか昔以上にオンラインの繋がりが強いのでたくさんあると思います。
いろんなライダーの形があれども、「この人の真似をしたら、こんな自分になれるかもしれないというのを見せられているか」というのはライダーとして大事な存在価値だと思います。
そして、それを具体的に初心者が見て真似できる形で言語化して発信している人ほど影響力を持つライダーになっていっている気がします。なのでライダーはどんな世界が見えてるかをちゃんと言語化していくことが昔以上に大事になってきていると思います。いろんな生き方があるので。
トッププロにはトッププロの、キッズプロにはキッズプロの、インフルエンサーならインフルエンサーに見えてる景色をどんどん表現してそこに憧れたエントリー層をスノーボード沼地に引き込んでいけたらもっとプレーヤーが増えそうです。
でも初心者にとっての憧れの対象はそもそもライダーである必要もなく、真似したいと思う存在であれば誰でもいいのです。そういう人が身近にいるなら幸せだし教えてもらえるし話が早い。
というわけで初心者は誰でもいいから真似したい人を見つけて真似していけばスノーボードの全体感を理解して上手くなっていける（はず）。
写真は俺の憧れにしていたニコラスミューラー。
