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ちゃんぽん亭を迎え撃て!天下一品 御殿浜店の仁義なき戦い

滋賀県にある、天下一品御殿浜店は営業始まって以来の危機と戦っている。危機というかほぼ奇襲だ。競合店が突然道路を挟んですぐのところにOPENしたのだ。どのくらい近距離かというとガチで20メートルくらいしか離れてないのである。地元民は「まさかそんなところに!?」と驚いたことだろう。

左:ちゃんぽん亭、右:天下一品 走り幅跳びだったら1ジャンプでいけそうな距離
天下一品から見えるちゃんぽん亭(近い)

天下一品御殿浜店はこのびわ湖の最南端に位置し、この地域のラーメンカーストで頂点に立つボスだ。この天下一品周りのシマは20年近く他業態のフランチャイズの店が手を出さない天下一品帝国で、それはまさに江戸時代に統治されなかった蝦夷地や琉球王国のような姿であった。あのマクドナルドや丸亀製麺でさえもこの天下一品とは約1kmほどの距離を置いているのだ。そのような情勢の中、走り幅跳びで一歩でいけそうな距離感でこの近江ちゃんぽん亭は切り込んできたのである。こんなにも堂々とした奇襲攻撃がまかり通っていいのだろうか、いやよくない。

御殿浜店はびわ湖の湖畔に位置する歴史ある店舗だ

あくまでわたしは天下一品派閥の人間としてこの記事を書かせてもらう。

天下一品の『ちゃんぽん』を知っているか?

天下一品御殿浜店には世にも珍しい『ちゃんぽん』が存在している。というか、新しくオリジナルメニューとしてできたのだ。物価高の社会情勢にもかかわらず、このちゃんぽんだけはめちゃめちゃ安い。こってりラーメン並が900円近い時代に、ちゃんぽんだけは700円を実現している。

ハンパない量のちゃんぽんのチラシ

今どき大学サークルの勧誘でもこんなにビラを張らないだろう。枚数から店長のヴァイブスと怒りが伝わってくる。

そして、店の前の『天下一品のちゃんぽん』バナーの数もハンパじゃない。ぱっと見て10本くらい立っている。

すごい量なのだ

これだけのぼりを立てておけば、天下一品に向かっている最中に子供が「ちゃんぽん食べたい!!!」とタダをこねても大丈夫だ。お父さん、お母さんは「天下一品にもちゃんぽんがあるから安心しなさい」と一声でその場を粛清できる。しかも700円で安いのだ。ガチでこのパターンにハマれば勝てる未来しか見えない。

そしてこの日は、店内を偵察してみると女性がちゃんぽんを食べていた!すごいぞ!

ちゃんぽん亭の狙いと想定される動き(妄想)

コバンザメ作戦

シンプルに天下一品のお客さんを狙っている。ただ、天下一品好きを舐めてはいけないと思う。本当に天下一品が好きな人たちは強い意志をもってお店に向かっている。そもそもあっさりしたいんじゃなくてこってりしたい。そんなメンタルの人たちに、ちゃんぽんを見せてもなにも心は動かせない。

ちなみに愛好家が多い天下一品はオウンドのファンメディアを立ち上げて運営している。強い(確信)

グループ客の動揺を誘う

天下一品に向かうグループの中には「今日はあっさりがいい」と思っている人も混ざっているはずだ。もしその人が主張するタイプの人であれば、一声で天下一品からちゃんぽん亭に切り替わる可能性がある。そうやってグループを動揺させ意見の食い違いを表面化させるのが狙いだろう。

しかし、強い意志を持って天下一品に向かっている人はおそらく資質的にはリーダーであることが多いと推察する。多分運転手だろう。MBTIでいうとENTJ型の方かもれない。「そんなに言うならお前だけ向かいのちゃんぽん亭に行けばいいじゃないか、おれはこってりを食べるからあとで合流しような」こんなことが言える人だと思う。「じゃあおれも天下一品でちゃんぽん食べるわ」こんな会話が既に行われているのではないだろうか。

ちゃんぽん亭の調査

ここまで書いて思ったことがある。

もしかしてちゃんぽん亭も天下一品に対抗するべくオリジナルメニューでこってりラーメン作ってるんじゃないか!?早速道路を渡って調査を行うことにした。

ちゃんぽん亭は滋賀県を中心に展開しているフランチャイズだ。店舗はかなり立派なたたずまいである。

2024年5月15日にオープンした

メニューを見てみよう。

ちゃんぽんをベースに多彩な展開

なるほど、ちゃんぽんをベースに多彩な顔ぶれで、普通に美味しそうだ。

おっ、よく見るとラーメンもあるじゃねえか!

オリジナルメニューとして存在しているみたいだ

調査の結果、現状は『こってりラーメン』を出してなかったが、おそらくこのお店限定でこってりラーメンを開発している最中なんじゃないかと思う。このあたりは更新があればお知らせしていきたい。天下一品ラバーたちの心を動かすこってりを開発できれば、それこそこのシマの勢力図が変わってしまうかもしれない。

天下一品 御殿浜店の紹介

御殿浜店の紹介もしておきたい。このお店、最近DX化が進みタッチパネルでの注文方式に変更になった。逆に決済はなぜか現金のみに退化してしまい、向かいにできたちゃんぽん亭のあおりを若干ながら感じざるを得ない。

店内右奥に見える天下一品の祖、木村会長の「正しい努力」という言葉が深みを増しているように感じる。ちゃんぽん亭の奇襲攻撃をこの正しい努力をもって迎え撃ってほしい。

レイクビューを楽しめる店内

もちろんわたしは今日もこってりラーメンをいただいた。「明日もお待ちしてます」は創業から変わらない。これが木村会長の言う正しい努力なのかもしれない。

本日はこってり唐揚げ定食をいただいた

天下一品とちゃんぽん亭の仁義なき戦いは始まったばかりだ。半年後、1年後どうなっているかが気になる興味深いトピックだろう。本マガジンでは引き続きこの戦いを追っていく。

次回は『天下一品のちゃんぽん』を食べてみようかな。

続く(?)

  • この記事を書いた人

Takahiro241

年間滑走100日の横乗りLOVER。スノーボード歴15年、サーフィン歴3年、スケボー歴8年。ランニング、サッカー観戦、カメラなど趣味が多いです。

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