今季2戦目、FREERIDE ARAI(FWQ3 ARAI)に出場してきました。舞子の大会のグレードは☆1でしたが、今回は☆3。斜面の選択肢、地形、スケール感が大きく違いました。個人的にはこれぞフリーライドの大会という感じの雰囲気が楽しかったですし、出場メンバーのレベルもグンとアップしていて見ごたえもありました。
大会斜面とコンディション
天候と雪の状態
大会斜面のコースはおそらく3日間くらいクローズされていたようです。その間に降雪はありましたが、気温上昇、強風、若干の雨を挟んだので厳しいコンディションが予想されました。当日の天気は時々雲がかかる場面はあったものの、基本的に太陽が出ていて気温も結構あがりました。
斜面の状態
フェイスチェックでの印象は「意外と雪は生きている」でした。カッチカチかと思いきやそうでもなかったです。ただ気温の上昇が激しく、ガタガタになって固まるのは間違いなさそうで、前半組が少し有利かなという印象でした。(フリーライドの大会後半しか滑ったことないな笑)
大会当日の様子
8:00 集合
ゴンドラでは241clothingの関係者と同じになり、241で盛り上がりました。
9:00 フェイスチェック
フェイスチェックとは大会斜面をチェックすることです。滑れないので斜面の周りから地形とか雪質を確認します。この時間は、スノーボードIQを試されるので楽しいです。
10:00ごろ 競技スタート
女子から競技がスタート。自分の順番は12時半ごろでした。
12:30 241の出番
画像で振り返りましょう。
雪庇ドロップから尾根でB3をつないで後は流れで。
3回エアを入れようと思っていたのですが、コースの荒れ具合がまあまあで、3回目のエアを入れられそうなところを上手く見出だせず中途半端な後半になってしまいました。振り返れば、飛ぼうと思えば飛べるところはあったはずなので躊躇してしまったことが悔しかったです。
15:30 結果発表
結果は12位でした。思ったよりも良かったですが、やりたいことができなかった悔しさは残りました。
大会を振り返って
どんな滑りが評価されたか、上位陣の共通点
厳しい大会斜面でも板が暴れることなく、コース幅をワイドに使いつつ、縦に落とすライディングができていた人が上位にいると思います。とくにスノーボード1位のRei Igarashiくんの滑りは、まさに前述の通りの滑りで、下から見ていて自然と「おぉ〜〜」と声が出ました。エアで回さなくても1位になってることには納得感があります。
また、スキー男子1位のKoga Hoshinoくんの滑りはちょっとレベルが違うというかモノがちげえという感じで「やばい」の一言でまとめて問題ないと思います(語彙力)。雪庇ドロップからのバックフリップのスムーズさ、エアのデカさ、その後の降りるスピードの速さ、ライン取り、どれを取っても頭一つ抜けてましたね。なんか動画だとこの凄さが伝わりにくいのがもどかしいです。
個人的な反省
躊躇してバックフリップを入れられなかったのを悔やんでいます。また、後半飛べるところを探して中途半端なライン取りになってしまったのは、もったいないことをしました。あそこで頭を切り替えてちゃんとしたカービングができていればもう少し点数を伸ばすことができたかもしれません。プラン通りにいかなかった時、頭を切り替えて攻め方を変えられる冷静さが必要だと思います。
あとは筋力。絶対的フィジカル勝負。これは次のオフの課題にしたいと思います。
余談:FWT主催のセーフティーセミナーについて
FWQ出場者に義務付けられているセーフティーセミナーの受講
今年からK2のサポートの元、大会期間中の1日を使ってセーフティーセミナーが行われています。このセミナーは、プローブの使い方、ビーコンの使い方、ショベルの使い方等基本的なことを2時間で教えてくれます。BCギアは持ってるけど、知識が全然なかったのでめちゃめちゃ勉強になりました。正直エントリー費の中にこのセミナーが入っているのは若干お得感すらありますね。何回も受けて自分で説明できるようにしておきたいです。