スノーボード

スノーボードマスターズ4th GAMEを終えて丨オブスタクルスラロームと上位ライダーの共通点

2023年4月5日

4/2はスノーボードマスターズの最終日。2日目はオブスタクルスラロームというフォーマットでタイムを競います。出走順は昨日の上位ライダーからスタート。この日も昇温が見込まれたので、板の滑走性を考えるとできるだけ前の方で滑りたいところです。そんな気持ちのわたくしでしたが、前日65番で65番目出走。厳しいかもしれませんがこのままでは終われないので、なんとか巻き返しを図ります。

インスペクションを待つライダーの列

オブスタクルスラロームとは?

おぶすたくるすらろーむ。バンクドスラロームとはまた違います。馴染みがなさすぎて意味が分かりません。直訳すると障害物競走みたいな感じですが、スノーボードで障害物競走とは・・?という感じでした。実際にコースを見てみるとオブスタクルというのがピッタリハマるなあという感じの設計で、スノーボーダーマインドをくすぐります。

気持ちいいバンクが続く

盛られたバンクの上を通過するし、パイブの壁もコースの一部だし、バンクもあるし、最後はスラロームで「スノーボーダーが好きな要素全部盛り!」みたいなフォーマットでした。こんなの見たことない!

地形を活かしたコース
パイプの壁に旗門
オブスタクルスラローム最後のバーン

ところで私の順位は、オブスタクルスラローム59位でした。その周りを見渡すと、なんとオリンピアンの大塚健が58位。でもね、大塚健くん、目の前で見てたんですけどね、スラローム途中にFS360決めてパイプの壁で特大のクリップラー決めておれより早いんですよ。なんじゃそりゃあ(´;ω;`)

当たり前だが前日の順位は飾りではない

蓋をあけてみると、結局上位にいるのは前日のスコアが高いライダー。つまり初日に上位にいる人はそのままスノーボードの総合能力が高くて、総じてスラロームもめちゃめちゃ早い。これは順番どうこうは関係なくて、上手い人はどのタイミングで出走しても上位に入ってきます。このコメント、なんか既視感あるなあと思ったら去年も同じようなことを書いてました笑

出走前のチルい時間帯
出走前は緊張
気休め程度に走らせる
フィニッシュラインでメーカーの人達がハイタッチしてくれる

表彰式

前日からの大逆転というのはなく、順当な感じで、いわゆる”スノーボードがうまい”ライダーが上位に名を連ねました。

女子リザルト

  1. 藤森由香
  2. 本多美沙
  3. 富田るき
  4. 覚張美咲
  5. 中村優花
女子の上位3名

男子リザルト

  1. 大久保勇利
  2. 岡本航
  3. 永田浩規
  4. 濱田海人
  5. 久保田空也
男子の上位3名

ハーフパイプ強しな感じもしますし、フリースタイラー強しという感じでもあります。この大会はフリースタイルなフォーマットでありつつ、その中でカービング技術の比重が大きいのでほんとにおもしろいです。ハーフパイプ、スロープ、デモンストレーター、アルペンボーダー、グラトラー、パラリンピアンという感じで、あらゆるジャンルのスノーボーダーが集まってくる日本一懐の深い大会に回数を重ねるごとに成長している印象を受けます。

大会終了後の雰囲気

東野圭吾さんは毎年駆けつけてくださって、さすが文豪という感じの短くも熱い言葉で激励してくれるのが嬉しいです。一旦、第5回が区切りになってるみたいですが、活躍している限りは続けたいとおっしゃっていたので、もっと多くのスノーボーダーに認知されて盛り上がれば、本当にこの大会が日本で一番上手いスノーボーダーを決める大会にもっと近づいていくんじゃないかと思います。正直、今の時点で限りなく日本で一番上手いスノーボーダーを決める大会になってますけどね。この大会で上位に入る人は紛れもなく”スノーボードが上手い人”です。

仲が良い佐藤翔太(@shota___sato)と
せめて一枚目の結果表には残りたかった

野沢温泉スキー場の沢地形は雪がたっぷりあったのでまだまだ楽しめそうです。

自然にできた極上の地形
  • この記事を書いた人

Takahiro241

年間滑走100日の横乗りLOVER。スノーボード歴15年、サーフィン歴3年、スケボー歴8年。ランニング、サッカー観戦、カメラなど趣味が多いです。

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