少し前の話になりますが、Battle Of Base(以下B.O.B)というスノーボードのイベント(セッション?)に参加してきました。北信越エリアという場所は大きな括りがありますが、基本は撮影場所は自由で「リゾート、ストリート問わずイケてる写真をカメラマンとライダーで残そうぜ」という感じです。過去を振り返るとほとんどがストリートでの撮影なので、慣れない自分としては少しビビりながらライダーとして立候補しました。
そもそもストリートでのスノーボードの経験はほぼなかったの初挑戦に近かったです。以下の写真のように、外野から見ているとどういうプロセスで写真のアウトプットが出てきているのかよく分からない本イベントですが(褒め言葉)、今回は参加者目線でレポートしたいと思います。
なぜこの企画に参加しようと思ったのか
シンプルに同じことを毎年やっててもアウトプットが同じだと思ったので、セーフティーゾーンを出て、やったことがないことだったり、体験したことない領域に挑戦することが大事だと思っていました。そんな折、長野県の北信がベースのBattele Of Baseの募集をインスタグラムで見かけ、立候補してみようと思い立ったのが、参加に至った経緯です。
そもそもBattle Of Baseとは
STAY.RAWのカメラマンのベンさんとユウヤさんがいて、2人がそれぞれライダー3人をくじ引きで選びます。2つのチームに別れて撮影を行い、Instagramで写真を後日発表。その写真に押された"いいね"の数で勝利チームを決めるというものです。わかりやすく図で可視化してみました。
241はユウヤさんチームの一員として撮影を行います。
写真で振り返るBattle Of Base
iPhoneで記録用に撮っていた写真をベースに振り返ります。なんていうかストリートって結構センシティブだったりもするのでパブリックにする画像も選定が難しいですね。
集合写真の撮影:初日
スポットを探しつつ撮影をスタート
2日目の撮影
初日と同様に野尻湖周りでスポットを探しました。
何回やっても納得のいく形にならず、結構トライしました。毎回そこそこ怖いので肉体よりも精神的に疲れましたね。
241のアウトプット
「たかひろあそこドロップいけるやろ〜」みたいなノリで自分の初挑戦の舞台が決定。台の上に立ってみるとめちゃ高くて普通に何回も躊躇しました。あと普通に膝もちょっと心配でした。
まあ何回やってもいい形にならなくて、苦労しましたが最終的にはなんとか形になりました。
もっと派手な色の服着ておけばよかったなというのは若干後悔しています。そのあたりの色の選び方も経験値がでますね。颯太とかカイシはそのあたりも計算してました。
ストリートの難しさと新しいことをやってみる価値
ほぼ初めてのストリート、思うこと・感じたことがたくさんありました。
そもそもどれをスポットにするのか
個人的にこれが一番足りてなかったなと感じました。今までスノーボードのビデオもかなり見てきたし、それなりに何がかっこよくて微妙かは理解しているものの、車を走らせながら「あれいいんじゃね?」とか「あそこならああいう感じでできるんじゃね?」と機転を利かせながら意見できたことがほとんどなかったです。助手席に座ってた堀池颯太はストリートの経験が豊富で、自分にいろんな提案をしてくれたので「経験値の差があるなあ」と思わされました。言われるがままに連れて行ってもらってただやるだけでは全然戦力になってなかったですね。そういった意味ではアシスタントの参加はめちゃくちゃありがたいです。
リップもランディングも自分で作る
当たり前ですが、これが結構大変。そもそも滑ることを想定してない場所で滑るわけなので、雪入れだけで1-2時間かかりますね。とくにリップの角度の調整は経験値がすごく出るところで、作ったリップを颯太が直してくれたんですが、見違えるほどインがしやすかったです。このあたりも現場力必要です。
アウトプットへのこだわり
メイクできた、ハイ終わりではございません。できてたとしても大事なのは形と見え方で、そこが求められたクオリティに達していないのであれば再トライです。作品作るんだったら当たり前っちゃ当たり前ですが、日頃滑ってるときから撮られた時の見え方まで考えられてるかどうかで全然変わってくるなと。ストリートは時間との勝負なところもありますしね。
新しい人たちとの出会い
先述の通りですが、ストリートはほぼ初めてだったのでそこを活動の主戦場にしている人たちとの出会いは新鮮でした。この企画に関わっていなかったら、交わらない可能性が高かった人たちと飯食い共にして、撮影するっていうのはいい経験です。スノーボードの幅を広げるような挑戦という意味では達成できたんじゃないかなと思います。
最終結果
2023年最後のB.O.Bは自分が所属するTeamBLACKが勝利。その中で最もいいねを集めたカイシにはMVPの称号が与えられ、記念のジャケットも贈られました。総括すると、全員がこの2日間を楽しんでる感じが最高でしたね。自分の経験値というかこだわりもまだまだだなって思ったので、今度はそういうところをアップデートして、また参加したいです。