スノーボード

オフトレのモチベーションが上がらない時に考えたいこと┃オフシーズンの過ごし方

2022年7月15日

5月くらいにシーズアウトしてそのままの勢いでオフトレ頑張っている人は、モチベーションの維持がちょうどこの時期くらいから難しくなってくるんじゃないでしょうか。自分もそういうタイプだったので気持ちはすごく分かります。「冬の感覚が残ってる間にあの技を・・、このオフもう一回基礎からやり直して・・」目的は様々だと思いますが半年後くらいを見据えて今から頑張るのって結構大変なんですよねえ。年取るにつれてメローなオフシーズンになっちゃってる感は否めないですが、悩める人たちのツイートを見かけたりしたので、自分の過ごし方を見て少し肩の力抜いてもらえればと思います。

直近3年くらいのオフシーズンの過ごし方を思い出してみた

2019年のオフシーズン(溝の口近くのシェアハウス)

前十字靭帯の再建手術を5月にしたこともあり、無理のできないオフでした。8月くらいから徐々に動くようにはなってきたので、装具を付けながらスケートしてみたりランニングしたりしてましたね。来季には必ず復帰したいという気持ちがあったので、感覚が死なないように出来る範囲で横乗りを楽しんでた覚えがあります。

そして、このリハビリ期間に動けないなりに何か残したいと思って写真を撮り始めました。今のスノーボードの活動にその時の経験が活きています。振り返ると無駄な時間ではなかったです。

2020年のオフシーズン(茅ヶ崎へ引っ越す)

スノーヴァ溝の口が閉館してしまったので、次の楽しみを求めて茅ヶ崎に引っ越しました。ちょうどこの時コロナが蔓延しはじめた頃で世間的にリモートワークが進み、住む場所をある程度決められる土壌ができてました。

このオフから取り組もうと思ったのがサーフィン。この決断に至った時、よく周りから「なんでスノーヴァ新横浜の近くに引っ越さなかったの?」と聞かれました。

理由としては単純に、もう一回インドアゲレンデの近くに住むことにワクワクしなかったからです。スノーヴァ溝の口でローカルとして数年滑ってきて、もう一回同じような生活を新横浜ですることは自分にとって同じことの繰り返しのように思えました。そりゃ細かく見れば、習得する技の違いとか取り組み方とか違いはあるかもしれませんが、大枠で見ると接するコミュニティもアクティビティも大きく変わりません。それじゃあ毎年同じことをしているだけで拡がりがないなって思いました。

同じ横乗りですがサーフィンをはじめることで今まで行かなかった場所に行ったり、接するコミュニティが変わったりして人生がより豊かになることに期待しました。そしてサーフィンがうまくなればそれがまたスノーボードにいい影響を与えてくれるんじゃないかとも思っていました。

なのでこの年は一番スノーボードのオフトレをしなかったシーズンかもしれません。

2021年のオフシーズン

気づけば冬もサーフィンがしたくなるほどサーフィンのことが好きになっていました。オフシーズンのはじめ、5月から9月くらいまでは完全にサーフィン中心の生活して、気が向いたらブラッシュ行ったり千葉キングス行ったりしていました。サーフィンをはじめなかったら絶対行かなかったであろう、種子島へトリップしたのはいい思い出です。スノーボードやってた時は北にしか興味なかったんですが、サーフィンをはじめたことで南の方にも目を向けるようになって、日本全国どこいっても楽しいんじゃねえかって感じになってます。人生最高やん。

もうこのままサーフィンしかしない人生に傾きかけていた(?)矢先、10月くらいに白馬で家を借りて仲間と住むことが決まります。そこからスノーボードのスイッチが一気に入りました。

自分でも驚くほどに笑

9月以降、ほぼ毎日湘南ブラッシュに通い詰めスノーバンクに出場。それ以降も千葉キングスでジャンプの調整をして気づけばここ2-3年では一番集中してオフトレに励んだシーズンになりました。

直近3年間のオフトレはほどほどにしかやってない

まあでも自分の場合はオフトレそこまでしなくても冬にそこそこ動けるのはいくつか理由があります。

  • 26-7歳くらいまで必死こいてオフトレやってきた貯金
  • スノーボードを忘れないくらいのスパンでたまにオフトレ施設には行ってる
  • サーフィンとか走ったりして、そもそもの基礎体力向上に努めている

この3つかなと思います。なので全くスノーボードのことを忘れているわけじゃなくてそれなりに思い出しながら昔の経験もリンクさせてやってるんですね〜。

でもこのノリじゃせいぜい現状維持がやっとで、スイッチバックサイド900!!みたいなことはできないんですよね。なのでシーズン終わってすぐにオフトレに行き続けている人たちのことをほんとにリスペクトしています。

最終的に言いたいことは3つ

「オフトレしんどかったら気楽にやりましょ〜よ〜」みたいな感じでまとめることは出来るんですけど、それだとなんかただ緩くなってるだけな気がするので"気の持ちよう”みたいなところをアドバイスできればと思います。

全部で3つです。

  • スノーボード以外のことをする時間は無駄ではない
  • メリハリをつけたオフトレが大事
  • スノーボードから離れてみて分かることもある

スノーボード以外のことをする時間は無駄ではない

オフトレ行きまくってる時ってちょっと行けない日が続いたりすると不安になったりすますよね〜。で、スノーボード以外のことをしてる時間が無駄に思えてきたりするんですけど、実際はそんなことないはず。どうしても忙しくてオフトレ施設まで行けないなら、ちょっと走ってみたり、近所でスケート乗るだけでもいいと思います。スノーボードの練習はしてないけど、「スノーボードに繋げよう」みたいな意識でいれば後退してることはまずないと思ってます。

仕事が忙しければその時間は来季の資金貯めをしていることにすればいいし、もしスノーボード以外のことに興味が出たのなら、それはそれで楽しいことが増えて人生を豊かにしてくれたと捉えればいいんじゃないでしょうか。

メリハリをつけたオフトレが大事

去年の自分がまさにそうだったんですが、5月-9月はほぼサーフィンしかせず、10月と11月はオフトレにコミットすると決めて集中練習しました。30日のうち20日くらいはオフトレしていたと思います。とくにアラサースノーボーダーになってくるとオフトレも毎年繰り返しになってる感があるのでメリハリないとしんどくないですか?この時期オフトレのスイッチが入らないなら、いっそ何もせず違うことやって自分が奮い立ちそうな時まで待つってのもありだと思います。(奮い立たなかったらオフトレ引退?w)

スノーボードから離れてみて分かることもある

これは怪我した時とかあるあるで、スノーボードから離れてみて分かるスノーボードへの愛てきなやつです。離れてみて「あー、やっぱおれスノーボード好きやな〜」とか「やっぱおれ滑りたいな〜」みたいな感情を思い出すのも結構大事だと思います。逆にそういう感情が全く出てこなかったら、引退かっていうと実際はそういうもんでもなくて、そういう時こそ逆にオフトレに行ってみると「やっぱおれスノーボード好っきゃな〜」みたいな気持ち思い出したりするんですよね〜。

苦行とか修行みたいなテンションでオフトレに執着しちゃうとしんどいので、まず「スノーボード好きやわ」って気持ちを思い出すところに立ち返るのも悪くないと思います。

それでも上手くなりたい時が俺たちにはある

むしろオフトレで悩めるくらい練習できる時なんて人生で長い時間用意されてないので、そんだけスノーボードに時間を費やせるのは幸せなこと。俺の生ぬるいメンタルアドバイスは全部無視して、心を鬼にして滑り続けましょう。結局上手くなりたかったらどっかのタイミングでガッツリ頑張ってブレイクスルーしないといけないタイミングがあるとは思ってます。自分はそのオフトレの貯金で滑ってる感は否めないので、やれるときにやっとくことは本当に重要です。

でもどんな時も楽しむことを忘れずに!行き詰まったら阪西翔さんのインスタにDMしてみよう!?

  • この記事を書いた人

Takahiro241

年間滑走100日の横乗りLOVER。スノーボード歴15年、サーフィン歴3年、スケボー歴8年。ランニング、サッカー観戦、カメラなど趣味が多いです。

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