インタビュー

オリジナルアパレルの販売で独立┃1点ものへのこだわりと染色工場を使う理由

2021年6月30日

記念すべき1回目のインタビューは、会社を辞めてオリジナルアパレルブランドで独立した弟をフィーチャー。この記事でブランドの背景を知ってもらって、弟のアパレルに興味を持ってくださる方が増えたらいいなと思います。

2014年にワンルームで生まれたI'mMyPenny

タイダイ染めでオリジナリティを追求

Yoshihiro:キッカケは大学生のころ、古着屋に並んでいた服の味のある色合いに影響を受けたことでした。「まずは自分で染めてみよう」ということで、白のシャツを買ってきて好きな色に染めました。それを着て、大学に行ったり、横乗りやフリースキーをしていると「それいいね!」と言われることもあり、「染めてよ」と頼まれたりすることも増えました。友達の要望に応えることが段々増え、そこから「自分で染めた服を売る」ということがスタートしました。

仲間内で染めてもらった服を着ている様子(2015年頃)
社会人になり活動が停滞

Yoshihiro:学生の期間が終わり、就職すると制作することが減ってしまい、2016年頃から次第に活動が停滞していきました。特に2016年から2020年の期間は、不定期で作品をリリースしていたものの、それを継続することが難しく「時間がある時に単発で出す」という状態が続きました。昔から応援していた方々から見ると「昔は服染めてたけどもう動いてないモノ」と映っていたかもしれません。逆に、この4年間、大手アパレルブランドで店長業務に従事したおかげで見えてきた事も多く、「このブランドをもっとちゃんと育てたい」という気持ちが醸成されました。

2021年3月、会社を辞めてオリジナルアパレルブランドで独立

覚悟を決めて退職

Yoshihiro:今年の3月に新卒から勤めていた会社を辞めて、覚悟を決め、IMP一本に絞りました。事業として継続していくことの難しさを感じつつも、自分のブランドを育てていく過程が面白いです。そして、時間をかけて自分がこれだと思えるものを皆に提供出来ていることが嬉しいですね。

染色工場での弟

ブランドコンセプトを考え直し、リブランディング

①1点物のベーシックウェア

Yoshihiro:「今日がちょっといい日になる1点もののベーシックウェア」というコンセプトです。飽きずに、どんな場面でも着続けられるものを提供して、着ている人がポジティブな気持ちになって、最終的に世界がハッピーになれば最高です。ブランドカラーは落ち着いたミント、ベージュ、グレーにしているので、色んな着こなしに合わせられると思います。

②染色工場を使ってクオリティの高いものを提供

Yoshihiro:当初は手染めで製品を作っていましたが、独立したタイミングで染色工場を使うことを決めました。手染めだと一回で染められる服の数が少ないです。また、機械を使うと温度管理も一定になるので、色の乗り具合が良く、色落ちしづらくなります。結果的に長く着てもらえることになるので、専門工場を使いたいなあと思っていました。そんな時、たまたま大学時代のサークルの後輩が歴史ある染色工場の後継ぎだったことを思い出して、連絡したところ、機械を使わせてもらえることになり、今では本格的に工場での染色を行えるようになりました。

③染色された服の色のムラに注目

Yoshihiro:IMPでは、あえて色のムラが出来るように染色しています。通常、染色という工程は色のムラが出ないよう、均一に揃えます。そのような「色ムラがない服」が世の中的には価値があるものになっているので、生産過程で色のムラが出た服は、廃棄されます。自分は4年ファストファッション業界にいたので、そういった現場を見ていると、「すごくもったいない」と思うようになりました。「色ムラがある方が味があってかっこいい、それこそ一点物だ」と自分は思うので、あえて色のムラが出るように染色工程を研究しています。将来的には、均一に染まらなくて廃棄される予定だったモノとかをリメイクして自分のアパレルラインから出せたらいいなと思っています。

モデルも自分で務める

今後の展開

まずは100日プレゼント企画をやり切る、そしてクラウドファンディングへ

Yoshihiro:今、続けている、フォロー&リツイートでIMPのアパレルを毎日プレゼントしている100日企画をやり切りたいです。制作した服を「まずは皆に一度着てもらいたい」と思って始めた企画ですが、これから自分が、このブランドの発起人として続けていく覚悟の証明でもあると思っています。現在87日目(6月30日現在)なのでまだあと10日程度残っています。この記事を読んでくれた方にもチャンスがあるので是非参加して欲しいです。このキャンペーンが終わった後も、次の仕掛けを色々と企画しているので楽しみにしていてください!

※100日チャレンジは、100日の継続を達成し、2021年7月をもって終了しました。

現在はクラウドファンディングがスタート。2021年8月15日まで、特別価格で一点物のむら染めアパレルを購入できます。

開始1日で目標を達成、限定販売は2021年8月15日まで

染色工場での作業風景を含む、1日を追った動画を公開┃YouTube

Takahiroが、1日張り付いて撮影したVLOG風の制作風景の動画を公開しました。動画内では、服作りのこだわりと実際の生産過程が時系列で分かるようになっています。少し長いですが、飽きないように話のテンポも工夫しているので、是非御覧ください。

IMPのソーシャルメディアとウェブショップ

I'mMyPennyの服は画像下のリンクから購入可能です。ウェブショップにしか掲載していないものもあります。

WEB SHOP:https://www.makuake.com/project/imp/

Instagram:https://www.instagram.com/immypenny/

Twitter:https://twitter.com/immypenny

IMPの動向は今後も追っていきます。

  • この記事を書いた人

Takahiro241

年間滑走100日の横乗りLOVER。スノーボード歴15年、サーフィン歴3年、スケボー歴8年。ランニング、サッカー観戦、カメラなど趣味が多いです。

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