まずは、クラウドファンディングおつかれさま。終えてみてどうだった?
最初に出てきた感情は終わってホッとしました。その次にプロジェクトの目標が達成できた嬉しさでした。
プレッシャーは結構あった?
始める前と始まった後の3日間が一番プレッシャーを感じました。今までは知り合いを中心に自分の服を見てもらっていました。今回のクラウドファンディングでは、自分の服が初めて大多数の知らない人にリーチすることになります。自分のバックグラウンドは抜いて、服自体を評価されるので、見た人が「欲しくない」と思った時点で、今の自分のブランドの実力が測られてしまいます。
今のブランドの実力どうやって測るの?
自分が服を作っているという話をすると、みなさんその場では褒めてはくれるけど、実際に買うということになると話は変わります。実際に買ってもらうって結構大変です。なので、リーチできた人に対して、誰でも買いやすい状態を整備した時、つまりクラウドファンディングの内容を見て、「買ってもらえるかどうか」というのは判断材料として間違いないと思います。フラットな目線で今の自分の服の実力を知りたかったんです。
そういう見方でいうと、今回のクラウドファンディングはどういう自己評価なの?
素直に成功だと認めたいです。自分で決めていた目標額の100万円も越えることができたのが大きかったです。どの時点で見えてきたかというと、3日目で30万円を超えた時に現実味を帯びたと思います。
クラウドファンディングでは、工夫した点とかあるの?
このクラウドファンディングでは自分が「真剣に服で商売をはじめましたよ」ということを世の中に伝えたかったんです。IMPが今後、「こういう方向でやっていく」というのを示すキッカケです。なのでブランドヒストリーや、服への思いを紹介して「こういうブランドになりましたよ」というのをみんなに伝えられたと思います。趣味じゃなくて、アパレルブランド一本でやっていく決意を示せました。
今回、服は合計何着、支援されたの?
全部の合計で320枚です。クラウドファンディング上ではお届けを10月中旬にしていますが、8月中には染め終えて、9月中には支援者のみなさまにお届けできればと思います。
クラウドファンディングやってて嬉しかったエピソードとかある?
まずは、取れる手段を全て使って友人達に連絡しました。LINEの友達に表示される全ての人に連絡したと思います。その中の中学とか高校の友達で、おれが今なにしてるか知らないのに、応援して買ってくれたのは、大きな驚きと嬉しさがありました。自分の事を少しでも覚えててくれてて応援してくれた方々の支援と言葉はモチベーション的にも大きかったです。
染色工場で実際に染め体験ができるツアーも支援があったみたいだね
同じサークルでスケボーしていた仲間が支援してくれました。覚えてくれていたのは当たり前に嬉しかったのですが、それ以上に、これがキッカケになって、服を通して昔の友だちと協働できたり、会えたりできてるのが一番うれしいですね。
クラウドファンディングを終えて、今後の企みを教えてくれる?
今後の考えていることは3つです。
1つめは、今回の結果をIMPの実績として活用して、みんなに服を見てもらって触れるような場を作りたいです。営業活動を行って、実店舗に置いてもらうということです。
2つめは、自分が直接ユーザーと繋がれる場を作りたいと思っています。10月中旬には京都の某有名なスポットでポップアップストアの出店を考えているので楽しみにしていてください。
最後の3つめは、SDGsに絡めた活動をやっていきます。今回のクラウドファンディングを通して、あらためて自分の服の価値は「染め」の部分にあるとかんじました。生産するということは少なからず資源を使うことなので、服のロスを減らしていくみたいなこともやっていきたいです。手段としては、古着の回収とそのリメイクを考えています。古着を染め直して、普通に古着を買ってもらう感覚でみなさんに提供したいですね。ポップアップストアでは古着の回収といった動きも絡めていきます。
最後に支援してくれた方々に一言ある?
まずは本当に、ご支援ありがとうございました。クラウドファンディングはこれからの動きの始まりにすぎませんが、みなさんのおかげで本格的にブランドが動き始めました。全国に名を轟かせるブランドにしていきたいので、未来で、支援してくれた皆さんが「自分が育てたブランド」って言ってもらえると嬉しいです。既製品とちょっと違うものを着ているということに喜びを感じてもらって、みんなの1日を元気にできたらいいなと思いますし、みなさんのそういう感想を聞いてみたいです!