世間の夏季休暇とは少しずらして、人生2回目のバリへのサーフトリップに行ってきました。昨年は雨季で波が落ち着いていましたが、今回は連日頭オーバーのコンディション。スキルやら精神力やら体力やら総合的な力を試されました。エモめに振り返ってみようと思います。
今回書きたいこと
- 今までやってきたサーフィンを変える
- 世界と戦うフィジカルが必要
- 仲間とサーフィンできることのありがたさ
以上のことをメイントピックとして書いていきます。
今までやってきたサーフィンを変える
「レングス・ボリュームがある板で、うねりからアプローチして、落ち着いて立つ」
この1年半くらいはそういう楽しみ方でサーフィンをしてきました。日本の混雑するポイントでいかに波取り合戦で優位に立つかという部分に重点を置き、小波でも満足度高く楽しめる。そういうサーフィンをやってました。奥からうねりを追いかけられるし、波に乗ってる時間も長くなるし、本数も増えるので楽しいんですよね。でもそういう楽しみ方だと通用しないってのを感じました。
バリのポイントは基本リーフのポイントブレイク。これが結構日本にはない感じで、見た目はもうブレイクしそうなんだけどブレイクしてこず、かと思ったら急に掘れてくる。でも乗れればきれいなブレイクが続くみたいな。これまで日本でうねりの奥から追いかけるサーフィンばっかりしてきたので、ある点で急に掘れてくる波に一瞬で立って、スピードつけて抜けるみたいな真逆のサーフィンをここでやらないといけないのは難しかったです。ほんとに序盤の2日くらいはパーリング祭りでした。
最終日のラスト1本も、立てれば最高みたいな波でしたが、そこで結局立ちきれず悔しい思いをしました。その残り香みたいなのが頭に残ってて、これから日本でやるサーフィンは気持ちいいやつだけではなく、「vs世界のリーフブレイク」を意識したサーフィンをやっていくと心に誓いました。
世界と戦えるフィジカルの必要性
この2日間、頭〜ダブル以上の波と対峙してきて分かったのは圧倒的なフィジカル不足。体力的には全く負けてないのですが、なんというか上半身の屈強さというか芯の太さ、軸の安定感みたいな部分で敗北感を感じまくりました。バリには世界中からサーファーが集まってきます。「屈強な欧米人たち+現地のフィジカルバチバチのサーファーたち」とポイントブレイクで真っ向勝負でやり合わないといけないのです。それはつまり、パドルスピード、ポジショニング、狙った波できっちり立てるかという総合的な身体の能力の戦いです。総合格闘技というか、パリオリンピックならぬ「バリオリンピック」さながらのフィジカル勝負が海上で行われていました。
「世界、全然遠いじゃん・・」
わたしはRIZIN TRIGGER3rdのグスタボ戦の後の矢地選手のコメントを思い出していました。
仲間とサーフィンできることのありがたさ
これは去年行ったときも感じたんですが、バリに1週間くらい一緒に行って、毎日身体の限界までサーフィンしてくれる仲間がいることはほんとにありがたいです。齢33の年になりますが、ライフステージが変化していく中でこういう貴重な時間を共有して、お互いプッシュし合えることはマジで最高です。それはサーフィンもスノーボードもどちらにも言えることで、セッションしてハイファイブできることのありがたさを年々噛み締めています。こういう時間って永遠ではないから、やれるときにフルスロットル、全力で楽しんで今後の人生の糧にしていきたいです。あとは仕事といえど連日朝5時に迎えに来てもらって遠いポイントにも連れてってくれるガイドのウリとその仲間たち、海に2時間以上浸かってカメラを回し続けてくださったカメラマンののぶさんにも大感謝です。
今回のトリップも写真いっぱい撮ったのでいろいろあげてくぞ〜。取り急ぎ忘れないようにお気持ち振り返りでした。