スノーボード

スノーバンクのレールジャムで入賞したSuicaこと石原晴菜に密着┃板の破損から蘇生、ドラマチックな2日間

11月14日(日)、スノーバンク2日目のプロライダーのレールジャムは盟友のSuicaこと石原晴菜のサポートに回りました。前日の公開練習で板を破損、キングスで使っているダリング板の蘇生から2位入賞という主人公的な1日はめちゃ刺激的でした。撮影していた写真と併せて詳しくレポート、最後にはSuicaが手掛けるオリジナルブランド"Lua"について紹介します。

前日の公開練習で板が破損、ダリングしている板を蘇らせる

14日の前日の公開練習中にアクシデント。練習中に大会で使用を予定していた板がまさかの剥離。予備の板はキングス用のダリングされた板(エッジが丸く削らてている)しかないということで、「片道2時間半くらいかけて使える板を取りに戻るか別の手段を考えるか」という選択にせまられました。SNSで呼びかけると、ICEtuneの小林さんという方ならダリングされた板のエッジを戻せるかもしれないということで、埼玉に向かいました。

メイン使用の板は完全に剥離

ICEtuneの小林さんによってキングスの板が復活

職人of職人技で、全ダリングしていた板を絶妙にジブ仕様に仕上げてもらったようです。小林さんにとってもなかなかチャレンジングな試みだったそう。

職人技で板が復活した

プロ女子予選

小林さんに絶妙に仕上げてもらった板で準備は万端。緊張してるといいつつ、スタート台で記念撮影したり、2日前ブラッシュであんまりハマってなかった技も本番に合わせて仕上げてきていて「こいつあバケモンか・・」と思いました。

予選のスタート台での記念撮影
得意のノーズプレス
フロントノーズプレッツェルも2発でキッチリメイク
決勝に向けてダブルダウンも調整

予選を終えた本人はあんまり納得してなさそうでしたが、ギャラリー側としては予選通過を確信していました。案の定、余裕で予選を通過し夕方の決勝へ。相変わらず誰よりも楽しんでいる雰囲気でした。間違いなくそこがSuicaの強み。

スノーボード以外のバックグラウンドはバレエとバスケ

プロ女子決勝

決勝は、各ライダーメイク率も技の難易度も上げてきていてハイレベルな戦いに。あおいちゃんは1in3outとダブルダウンへのスイッチ1inというテクニカルなムーブ。対して、ももかはスイッチフロントノーズプレッツェルをメイクしこちらもかなりテクニカル。ひまりちゃんは高いメイク率で270アウトを量産し、誰が勝ってもおかしくないような状況でした。

Suicaは、B1inのスイッチノーズプレス等の玄人好みのムーブをクリーンメイク。このトリックはマジでこの3日というか、本番で仕上げてくるという強メンタルぶりを発揮。戦いの途中に成長するって漫画の主人公かよ。併せてダブルダウンもクリーンメイクしこちらも優勝してもおかしくないような戦いぶりでした。

緊張感のある1本目のドロップイン
指先までスタイル
決勝は多くのギャラリーが集まった
バチバチに決まったB1inスイッチノーズプレス
フロントテール270アウトも繰り出す
ダブルダウンでも真足下でレールを捉える

結果発表

発表前の個人予想は、1位と2位をSuicaとひまりちゃんで争って、3位はあおいちゃんorももかが入るかなという予想でした。滑り終えた本人は、「なんか緊張して全然板に乗ってる感なかった」と言っていましたけど、普通にトップレベルに乗れていたと思います。

結果、ひまりちゃんが優勝でSuicaは2位。おれは充分すげえなと思っていましたが、本人はどうしても優勝したかったのでめちゃめちゃ悔しそうでした。しかし、大会前にアクシデントあり、バタバタの状態でも結果をきっちり出すのはやっぱりプロですね。

1位:高森ひまり、2位:石原晴菜、3位:藤原桃華

予選とは違う観客の多さに圧倒され、決勝で自分らしいパフォーマンスが出来なかったのが心残り。。練習不足でしょう。入賞も諦めてた中での2位。めちゃくちゃ嬉しかったです。沢山の声援や友達のサポート、会いに、見に来てくれる友達や後輩達、この板でパフォーマンス出来る事に本当に有り難さを感じた大会でした!いつもこの様な中で大会を開いて下さるDAZEさんにも感謝でしかありません。ありがとうございます。また来年も是非参加したいです!

instagramから抜粋

Suicaのオリジナルブランド"Lua"を買ってアメリカ挑戦を応援しよう

Suicaは12月5日にアメリカのBear Mountainに出発し、そこで2月まで滑るそうです。目的は、海外で自分のスキルが通用することを示して、Bear Mountain名物のSunday in the parkでパートを獲得すること。Suicaなら、何かやってくれそうな感がすごく感じるのは俺だけじゃないはず。

自分も海外で滑っていた時期がありましたが、リアルな話をすると活動資金を捻出するのが本当に大変です。

オリジナルブランド"Lua"はSuica自身がデザインから制作まで全て手作業で作っています。デザインのモチーフは、スノーボードを通じて見てきた景色や町並みがベースになっていて、今後も自分の体験をデザインに落とし込んでプロダクトの数を増やしていく予定です。このアパレルの売上はそのままSuicaの活動資金になるので、彼女の滑りや活動に刺激された方は一度アパレルラインを御覧ください。メンズのサイズにも対応しているそうです。241magazineではSuicaのアメリカ挑戦もレポートしていきます。

オフはサーフィンにも打ち込む
新デザインはオランダのジブイベントRock a Railで見た景色落とし込んだ

Suicaオリジナルブランド"Lua"の購入方法

①BASEから購入する

ショップURL:https://suica.base.shop/

②直接Suicaにinstagramで連絡する

参考:ICEtune Factoryについて

ホームページ

ICEtune:http://www.ice-tune.com/

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  • この記事を書いた人

Takahiro241

年間滑走100日の横乗りLOVER。スノーボード歴15年、サーフィン歴3年、スケボー歴8年。ランニング、サッカー観戦、カメラなど趣味が多いです。

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