※2024/25シーズンの最新情報を更新しました。
※2022/23シーズンの新しいアースホッパーが発売されたので以下リンクでまとめました。今年度のアースホッパーについて知りたい方はこちらを御覧ください。
ここ最近、明るいニュースが少なかったスノー業界に彗星のごとく現れたアースホッパー。一言でいうと、全国30の提携スキー場で使える定額スノーパスです。このアースホッパーは料金体系が2つあり、リフト券+レンタルの57,000円とリフト券のみ29,800円のコースに分かれています。1つのスキー場でシーズン通して2日分のパスが付与されており、提携スキー場全てに行けば単純計算で60日滑ることができます。約30,000円で60日だと!?
で、このサービスの概要見て、ほとんどの人が頭の中で今シーズン中の動きを想像したと思います。そしてこう思うでしょう。
「これって結局、得なの?」
ですので、アースホッパーを使って、結局どれくらい得しそうで元が取れそうなのかを考えてみたいと思います。おそらくこのブログを見てくれている人はレンタルのサービスは使わないと思いますので、アースホッパーSNOW lite(リフト券のみ)の考察をします。
1.まずは提携スキー場をチェックしてみようじゃないか
提携スキー場を見てみましょう。
リストを見た時、率直に「これは担当者の人頑張ってくださったなあ」と思いました。定額で何箇所も滑れるシーズン券はいくつかありますが、そういう従来の定額シーズン券に全く手を上げていなかったスキー場が結構含まれています。具体的に選ぶなら、安比高原、丸沼、川場、アライ、つがいけ、47&五竜、赤倉観光とかですかね。地味に北海道の充実度もかなり素晴らしい。ルスツとニセコグランヒラフが無いから微妙かな、と思わせつつカムイスキーリンクス、札幌国際、ばんけいがあるのはかなり大きいです。これ買って北海道回ればパウダーでおいしい思いできます。あ、よく見たら岩手も結構やばいですね。安比と夏油あるのは強い。東北パウダートリップなんてのも充分できます。
と、まあ個別にピックアップするとキリがないのでこのくらいにしておきますが、この定額パスをベースにトリップのプランを立てるというアースホッパートリップみたいな世界観が確立できるラインナップです。
2.定額料金29,800円の元を取れるのかどうかを考えてみよう
まずは提携スキー場のリフト料金を全部調べてまとめてみました。手動でしらべたので19-20の料金が混じっている可能性もありますのであくまで参考価格として捉えてもらえればと思います。30のスキー場を全部2回ずつ滑った場合、単純計算で278,600円かかります。定額料金が29,800円なので約9分の1の価格で滑れます!わお!素晴らしい。
単純に各エリアの主要スキー場を滑るだけで30,000円はすぐにクリアできそうなラインということが表を見ると分かるかと思います。
3.パーク好きとパウダー好きどちらも満足できる内容かを考えてみる
スノーボードと一括にするのは大雑把すぎるので、パーク好きとパウダー好きの立場で考えてみたいと思います。理由は筆者が主にパークとパウダーを滑るからです。前提として自分が行ったことない場所もありますし、各スキー場には、個人的な思い入れ、忘れられない思い出等あると思いますので、あくまで個人の意見として見てもらえると助かります!(ハードル下げとこw)
パーク好きから見たアースホッパー
リストを見て、パークという視点で魅力的だなと思ったところに色を付けました。北海道はばんけい、ハーフパイプあったはず。岩手の安比は2年前に行った時パーク楽しかったですね。パルコール嬬恋は行ったことないですが、今年からパーク頑張るというのを見た気がしたのでリストに入れました。赤倉観光も妙高エリアではファンがいるところですね。白馬は説明不要のメンツだと思います。
色を付けたところだけを2日間ずつ滑ると、91,600円です。それぞれ1日しか滑らなかったとしても45,800円。関東在住のパーク好きは、どう転んでも元は取れる仕様になってるんじゃないでしょうか。素晴らしいパスだ・・!
パウダー好きから見たアースホッパー
これも自分の経験を踏まえてリストアップしました。あ、一つ言っておきたいんですが、このリストをみて「え、降ったらめっちゃ良いのに!」っていう意見は無しでお願いします笑。そりゃ降ったらどこでも最高なんです。びわ湖バレイすら、びわパウびわパウって騒いでましたから(けして悪口ではありませんw)。
さて前置きが長くなりましたが見てみましょう。
ちょっと辛口で選びすぎたかもしれないので、北海道と岩手に寄ってしまいました。アースホッパーを使って、北海道から岩手に南下していく感じでパウダートリップするのはかなり満足度高そうです。本州でパウダーといえば、ロッテアライリゾート。スキー場だけでなく、設備と雰囲気だけでも一回味わってみるべし。栂池もツリーエリアが開放されてパウダー天国ですよね。斑尾は降ったら良い枠での採用です。この緑で印をつけたスキー場を2日ずつ滑って、89,200円。北海道と岩手は遠いので除外したとして、本州だけでカウントすると、30,000円。
なんと3つのスキー場を2回ずつ行くだけですでに元が取れている!?
本州のパウダーフリークは絶対北海道とか東北遠征すると思うので、パウダー視点で考えても余裕で元が取れそうですね。
ここで印を付けていないスキー場で、「そこ行かないのはもったいないよ!」ってのがあれば是非教えて下さい。知らないスキー場もあるので◎
4.結論、アースホッパーは買いなのか?
シーズン通して滑るスノーボーダーは間違いなく、「買い」です。特に、毎年早割チケットを買って、計画的に毎週滑っている層にとっては救世主かもしれません。
「買い」なスノーボーダー
- シーズン滑走日数が6日以上
- 関東エリア在住
- スキー場に行く手段がある
- ホームゲレンデは決めず、コンディションで動くスノーボーダー
関東在住なら白馬も湯沢も群馬も全方位的に動けるのでアースホッパーの出番は必然的に多くなります。また、東北も射程圏に入ってくるのでさらに活用の幅が広がりそう。毎年、ホームゲレンデを決めず早割を事前に買っていたスノーボーダーは間違いなくベストチョイス。
要検討なスノーボーダー
- 固定のホームゲレンデがあって、そこ以外めったに行かない
- 基本的にバスツアーで滑りに行く
- 関西のスノーボーダー
例えば白馬在住とかだと1箇所で2回しか滑れないのがボトルネックになります。バスツアー勢は、リフト券がバスツアーに付いていることが多いのでアースホッパーが使いにくいです。関西のスノーボーダーにとっては、白馬があるので、使えなくはないですが、どちらかというと関東寄りのスキー場が多いので移動を考えると結構しんどいです。
5.アースホッパーで広がるスノーボード観
このアースホッパーは「スノーボード観を広げる」という意味でも素晴らしいサービスだと思います。去年、自分はJTBの22スキー場共通シーズン券を使っていました。いい意味で必然的に提携スキー場から行き先を選ぶことになります。例えば去年、いいづなリゾートのナイターが素晴らしいと思ったんですが、それはJTBの提携スキー場だったから発見できました。毎年同じ場所ばかりに行くのも楽しいスノーボードですけど、行ったことない場所や、よく知らない場所にあえて行ってみて、慣れない環境に身を置いてみましょう。きっと新しい発見があるはず。パーク好きはパウダーの聖地に行ってみて、パウダー好きはパークの聖地に行ってみる。そんな楽しみ方ができるサービスです。
そしてその新しい発見は、あなたのスノーボード観を広げてくれるでしょう。まだ見ぬ出会いをアースホッパーで見つけてください!
今シーズンも楽しんで行きましょう。
6.追加情報※11/25追記
11月15日から12月13日までにアースホッパーを購入すると毎週1名の方が抽選で無料になるそうです!無料なればラッキー、ならなくてもまあお得に滑れるのでこの期間を狙って買ってみるのはどうでしょうか?(とか言ってる筆者はギアを買いすぎてシーズンインギリギリまで引っ張ることになりそうです笑)
【当選発表】毎週1名様に全額戻ってくるキャンペーン
— アースホッパーSNOW 【毎週1名キャッシュバックキャンペーン実施中🎁】 (@earth_hopper) November 24, 2021
第1週目の当選者が発表されました(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎
おめでとうございます。ガチの抽選すぎて、よくある当選者の方「当たりました!」「おめでとうございます!」みたいなSNSパフォーマンスは、ないです。(すみません) pic.twitter.com/fFvwARLFOB